生徒さんから鋭い質問を頂きました♪
『バンドの中にでてくるギターパートがありますが、なぜこのような弾き方になるんですか?』
確かに なぜこの弾き方に?という疑問が生まれますが、プロフェッショナルミュージシャンが作るギターパートは
色々と理由があったりします。
音楽理論や周波数の問題などありますので今日は、『バンドのアンサンブルで行われる暗黙のルール』
のご紹介です!
バンド内では譲り合いの精神 |
現在のバンドのサウンドは、ギターの他にドラム、ベース、ピアノ、キーボード、オーケストラなど
色々な楽器から成り立っています♪
ですの簡単に説明すると譲り合いの精神が必要です。
このようにギターパートでコードの弾くように指定されている譜面がありますが
3音から2音で構成されています。
ギターは6弦ありますので、全ての弦を使ってコードをジャーンと弾くことも可能です。
しかし、それはしません!!
なぜなら全ての弦を使ってしまうと低音から中音。そして低音まで
全ての音域を弾いてしまいます。
それは、他の楽器の音域と重なることになるので、なるべく避けたい弾き方です。
なのでギターパートは、3音や2音で作られていることが多くあるのです。
重なると嫌がられる
数え切れないほどのセッションをしたことがありますが、若い頃は
重なってはいけない周波数のことを知りませんでした。ベースと二人でセッションをしている時
ガンガン低音の6弦や5弦を弾いたりしてしてしまい、後日周りのミュージシャンから
『お前、低音弾くからベースに嫌がられているぞ』
と言われてしまいました。
演奏の仕事の時も ピアノと音域が被ってしまいプロデューサーから注意された経験があります。
つまりそれだけ、有能なミュージシャンは音域や周波数を広く使い
音域の広いバンドサウンドを作ろうとしているんです。
身をもって音楽の深さと、素晴らしさを知った体験でした♪
バンドで演奏する時はなるべく他の楽器の様子を伺いながらギター演奏をしていくと
良いミュージシャンという認識もされますので、
バンド内でのアンサンブルの暗黙の了解(音域を他の楽器のために空ける)
は、非常に重要です。
もし、今後ギターパートの譜面に2音か3音しか書いていない時は、
有能なミュージシャンがこのパートを作ったかもしれない!?
と思って頂けると幸いです。
という事で今日は、
エレキギターのギターパート【なぜこのような弾き方になるのか? 】バンドのアンサンブルで行われる暗黙のルール
のご紹介でした!音楽は、奥が深いです!
初心者から上級者まで、 あらゆるジャンルのギターレッスンを行います。
コメントを残す