最近、皆さんが好む曲で必ずと言っていいほど入ってくるギター奏法があります。

それはピッキングハーモニクス奏法という弾き方です！

ロックギタリストが大変好む弾き方になるので

往年のイントロやギターソロには、９割入っている印象です。

今日は、そんなエレキギターのロックの名曲に登場する

『ピッキングハーモニクス』の弾き方のご紹介です♪

ピッキングハーモニクスとは、通常のピッキングとは違い

右手の親指の側面をピッキングした後に擦り付けて出す音のことを言います。

実音の１オクターブ上の音を瞬時に出すことが出来る便利な弾き方です。

ピッキングハーモニクス表記

エレキギターの譜面では、このように表記されます。

『Ph』と書いてありますが、ピッキングハーモニクスの略です。

上の譜面では、ピッキングハーモニクスをしながらチョーキングもするという複合技を使っています。

ヴァンヘイレンのお得意奏法です。

エレキギターで弾くとこんな感じです

ローポジションの２フレットを弾いていますが、１オクターブ上の音がするので

『ピーピー』という音がします。歪ませて弾くとハーモニクスが出しやすいので

まさにエレキギター特有の弾き方と言えます。

このようにバンドスコアを見るとPhだらけのギターソロになっていることが沢山あります。

通常のピッキングとピッキングハーモニクスを交互に弾いて差を確認してみました。

全く音が違いますね。

これが弾ければクセになりそうです♪

ピッキングハーモニクスの出し方

ピッキングハーモニクスを出すときは、明らかに

ピッキングする時のピックと弦を当てる深さが違います。

通常はこのように当てていきます。

ピックが弦に当たる深さは２〜３mmほどというところでしょうか。

しかしピッキングハーモニクスをしようとするとかなりの深さが必要になります。

親指の側面に最初から当てるつもりで、深くピッキングします。

このように親指を使ってハーモニクスを作っていきますが

ギターの場合は、綺麗になる時と鳴らない時があります。

右手のピッキングをする位置によって、綺麗になる場所がありますので

それを事前に確認しながら、練習していきましょう！

ということで今日は、

エレキギターに頻繁に登場する【ピッキングハーモニクスの弾き方】これが弾ければロックギタリストの仲間入り！

の解説でした。Phを見つけたら、ピッキングハーモニクスを炸裂させてカッコ良く弾いていきましょう！